タグ:問題 ( 1 ) タグの人気記事
出来上がらないし待ちきれないし
どちらかと言えばマイナー誌である“モーニング・ツー”連載をしていた中村珍氏の『羣青』が打ち切り終了となったそうだ。詳細は彼女のウェブサイトに出ている絵と漫画と仕事とかの雑記 | ご愛読ありがとうございました。をご一読下さい。(めちゃめちゃ長いですけど)

非常に長い『羣青』連載終了のお知らせという決意の文章を読み終わり、そこにいたるまでの紆余曲折の文章を読んでいると、何でかなぁという気がしてくる。
編集者はこの漫画に情熱をもてなくなっても担当を外れなかったのは何でかなぁ。それが大人の仕事だとすると・・・まあ自分にもそんな言い訳で情熱なく仕事をしていた事もありましたが・・・貴方はそれで仕事をしている喜び+給料がもらえるかもしれないけれど、出ない単行本を待つ読者はどうすればよかったですかね?
あと、新人であるがゆえに先が読めず経済的に追い詰められた中村珍氏も、ネームチェックもなくなり疎遠になっていく過程で編集に対して要求をしていかなかったのは何でかなぁ。結果論ではあるしいっても詮方ないことだが、疎遠になる=軽んじられているという事だから・・・とはいえ、面倒が減るという現世御利益が在る訳で、自分の好きなように描けるのは良かったのかもしれない。(私は漫画家じゃないのでそこの所はよく分からない)
とはいえ雷句氏の時もそうだったが編集とマンガ家が対立する前には断絶している期間がある。上手く相手に伝わっていないという状態が状況をさらに混乱させていく。中村氏の場合は単行本の発行についてマンガ家-編集-編集長の間で伝言ゲームになっている。伝わらなかったのは伝え方が悪かったのかもしれないが、それだけでコトが収まるのなら編集はいらない。直接メールで編集長と話し合えば済む。じゃあいったいなんで編集が要るの?と思う。

それともうひとつ、当然マンガは面白かったの?という疑問もある。『羣青』というマンガは、ある一面において陰鬱でジメジメした感じの暗い話である。しかし、怒りや嘆き、悲しみ、諦め、そして愛・・・と軽々しく呼んで良いのだろうか・・・が迸るように紙面を駆け抜けていた話でもある。私はこのマンガは好きだ。とはいえモーニング・ツー誌は読みたいと思わせる話が少なく、定期購読はしていなかった。特に今はそうだ。しかも以前会社に行っていた時ですら、購入はためらっていた。ビジネスジャンプとアフタヌーン、ヤングチャンピオン、ヤングマガジン等があれば、まずそちらから買って読んでいた。
ただ、単行本が出たら買いたいなぁと思っていたマンガではあった。通して読みたい話である。

とはいえ結果的に単行本は出ない。もし出ていたとしても初版売り切りで重版しないのような状況も考えられる。というか本編は尻切れトンボ。あーあ(-_-;)犯人探しをしたからといってもう緊張感のある話を書ける状況ではないでしょう。一読者としては諦めるしかない・・・!!

これで『羣青』という話は死んでしまいました。その死の原因の幾つかは、彼女のブログで書いてあった通りの事だと思います。彼女も嘘八百を並べ立てて編集に責任をおっかぶせる為にあの長文を書いたのではないでしょう。踏ん切りをつけて次に向かうために書いた『羣青』への弔辞だったのでではないでしょうか。
とはいえ彼女の側の主観が入っているブログを以って編集のみに問題があると即断するのも軽率ですし、彼女もそうは書いていません。
しかしながら幾つかのエピソードは笑えないものでした。社会人としての普通の、成文化されていないマナーぐらいの観点で考えたとしてもありえないことです。得てしてそんな事をした人は、自分の仕打ちを覚えていません。された側は金銭的な事もありますが鮮明に覚えていたりするものです。私もしたりされたりしたので(特に仕事上では)よく覚えていますし、身をもって知ってもいます。

とはいえ担当編集さんか編集長さんのどちらが仰ったのか分かりませんが下記の文章は孫請けを泣かせて利益を取る下請けみたいで感じ出てますね。
「モーニング・ツーはさあ、
"金がなくても面白い漫画ができる"ってことを
証明するために作ったんだよ。ネームが良けりゃいいんだよ。
お金ないのに何で絵にお金掛けちゃったの?」
それを言っちゃあ御仕舞いよ(苦笑)
「うちの会社は
“金を掛けずにいいビルを建てる事ができる”ってことを
証明するために作ったんだよ。設計図が良ければいいんだよ。
お金ないのに何でコンクリにお金を掛けちゃったの?」
何か書いてアホかって思っちゃいましたけど、こんな下請けの下にいる孫請け会社にいたらどうしましょうね?でも私だったらこういいたいですね。
「趣味で会社作ったんですか?ボロボロのコンクリで出来たビルを誰が喜んで買いますか?それより買う人が喜んでくれるビルも建てれる事を証明しませんか?」
まあ長い物には巻かれるタイプなんで正面切ってこんな事言えないだろうなと思います。それにこんな会社には幸か不幸か所属した事はありませんけどね。
[PR]
by zukunashi | 2009-09-13 23:02 | マンガ(新しい) | Comments(1)