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11人いる! by萩尾 望都
11人いる!
萩尾 望都 / 小学館
スコア選択: ★★★★★

近くに古本屋チェーンが出店してきた為、この頃妙に文庫マンガを買っているズクナシです。
手始めは藤子不二雄の「ミノタウロスの皿」「パラレル同窓会」
そして今度買ってきたのが上記の「11人いる!」 by萩尾 望都

既に絵も話も古い。今の漫画家に与えた影響は大きいだろうが、リアルタイムではない読者の方が多いだろう。
しかし私はというと堂々とリアルタイムです。
本当にいい時代に生まれたと思っています。名作がぽんぽんはじけるように生まれていた時代に思春期を迎え、言うなれば子供のまま大人になってしまった世代です。

久し振りに読んでみると、やはり古いです。話も絵も。今の萩尾望都先生の絵はこれです。と言ってもAmazon.comの単行本の表紙なんですが。で過去の絵はと言うとこれが何処を捜しても無いんですね。著作権も有るだろうししょうがない。そういえば文庫を買ったので表紙の絵はヤッパリ新しいタッチです。と言う事で古い絵については立ち読み、マンガ喫茶、図書館で確認よろしくおねがいします^^
話も今の主流の話ではないです。まだ明るい未来像の方が主流だった1970年代の物語ですから。(1975年の作品です)

時として古典として残ると思われて残らないものがあります。逆に、忘れ去られていると思われて、しっかり残っているものも有ります。
今の時代が決める事ではないので、こちらで歯噛みしても何とも出来ないのですが、私はこのマンガが古典と呼ばれて、後世に残って欲しいと思っています。
社会背景、作者の力量、売れた数、ナドナド何が原因で名作が残るのか分りませんが、もし100年後にタイムトラベル出来るならば、2104年版の発行日のある【11人いる!】をお土産にします。
by zukunashi | 2004-07-25 19:51 | マンガ(懐かしい)


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