リア王の悲劇 

「リア王の悲劇」

[作] W.シェイクスピア
 
[翻訳] 近藤弘幸
 
[演出・美術] 佐藤信
 
[意匠] 山口小夜子
 
[音楽] 鼓童
 
[出演] 石橋蓮司/手塚とおる/中川安奈/冨樫真/石橋けい/真那胡敬二/大森博史/二瓶鮫一/斎藤歩/ハラトモヒロ/大鷹明良/内山森彦/片岡弘貴/辻萬長 ほか



久し振りに観劇の機会に恵まれた。シェイクスピアの悲劇はオセロとロミオとジュリエットぐらいしか見ていない。リア王は初の舞台なんです。またアングラの芝居で見ることが多く、最後にシェイクスピアを見たのも【真夏の世の夢】で、誰が演出か忘れたけど。(知り合いの人だったかな?先輩だったかな?)という事で新劇は久し振り。ただ結構いい配役だったのでちょっとルン♪という鼻歌交じりで見に行きました。3時開演で6時半まで長丁場です。





で、結果は・・・
久し振りに堪能!
芝居を見ると、食欲が湧き、饒舌になります。やる気が出明日の(今日も)活力が湧いてきます。今日はラマダン月の奥様を説き伏せて、焼き鳥屋さんに行って来ます。

さて【リア王】ですが、知っている人は知っていると思いますが、粗筋を紹介すると・・・

王国を支配していたリア王も年をとり、三人娘とそのダンナに王国を分割します。引き換えにひと月づつ娘たちの宮殿に滞在して世話をしてもらうという条件で。
しかし解き放たれた父王は、自由気ままで娘の手を焼かせます。娘は王国を分割された時の約束を違えて父王の世話を放棄します。リア王は娘たちの非道に心臓も張り裂けんばかりに嘆き悲しみます。しかし王国分割のさい父の逆鱗に触れ、勘当され持参金も無くフランスに嫁いで行った末の娘は、そんな父への仕打ちを聞きつけ軍隊を派遣しリア王を保護しようとします。リア王は三女に匿われ長女、次女対三女の戦争が起きます。しかし闘う為に来ている訳ではない三女は敗れ、リア王と三女は囚われ獄につながれます。そして欲に駆られた長女と次女は互いに刺し違え、三女は出世のために兵士に殺されリア王は三女の亡骸を掻き抱き発狂して死に至ります。


石橋蓮司のリア王はうちの奥さんに言わせると「ずっと力が入っていて見ている方も大変」ということですが、緩急が付いて台詞回しも淀み無く素晴らしい出来だったと思います。
またシェイクスピアには欠かせない”道化”の手塚とおるの達者な演技と波田陽区ネタまで披露する柔軟性は随所に笑いを取り、物語の悲劇性がより顕わになり、始めてみる人にも優しくの芝居世界に入っていけたのでは。
三人娘・・・中川安奈/冨樫真/石橋けいそれぞれ高慢/狡猾/無垢とそれぞれ役柄にハマッている。
脇を固める俳優陣も、各々の運命に翻弄される様、自分から切り開いたハズの人生がやはり一つの芝居のように終わりに向かって収束する様をしっかりと演じていました。一つオシイなぁと思ったのはハラトモヒロのエドガーの本当に最後の最後のセリフ。あれが上手く決まると舞台栄えするんだけれど・・・。

酔っ払っちゃったので私の感想および意見は次に書きます。
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by zukunashi | 2004-10-10 23:30 | Comments(3)
Commented at 2004-10-12 01:16
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by radio6969 at 2004-10-12 21:35
ぐわー手塚とおる!!!あの血色も気色も悪い迷役者・・・(褒め言葉)
リア王は長いけれど分かっている結末にやっぱり涙するんですよね。
そしてリア王が石橋蓮司・・・うう、美味しすぎるメンツです。
Commented by zukunashi at 2004-10-14 22:17
11日で千秋楽でしたが、久々に(前回がひどかったので)楽しかった(^o^)丿


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