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一澤帆布に関する新しい最高裁判決について
2009年6月23日 22時01分
<一澤帆布相続訴訟>三男側の勝訴が確定
を見てこちらにお越し頂いたかと思います。

一澤信三郎氏の奥様による訴訟の最高裁判決が出ました。長男と四男からの上告を棄却するという判決が出ています。「(憲法違反や判例違反などの)上告理由がない」という事ですとほぼ門前払いです。

この判決に関して一澤信三郎帆布ではNewsにてこのような記事が上がっています。
ありがとうございました2009/06/25

 最高裁第三小法廷(藤田宙靖裁判長) で、6月23日、「長男信太郎が預かったとする遺言書は、偽物」と言う我々の訴えを認めていただき、逆転勝訴が確定しました。それに加えて、2005年に私達が解任された臨時株主総会の決議も取り消され、兄信太郎等三人の取締役の地位がなくなり、私達が代表取締役に返り咲くこととなりました。
 私達は職人と共に、25年以上に渡って「一澤帆布製」のかばんを作ってきましたが、2005年に代表取締役を解任されてから約3年半の間、一澤帆布に関わることのできない状態が続きました。その間に「一澤帆布製」のかばんが、どのような素材、どのような縫製になっているのかも全くわからずに、今日に至っています。今後さまざまな手続き上のこともあり、どのような対応をするか、今しばらく時間がかかりそうです。その時には、改めて皆様にお知らせいたします。
 社員、職人の頑張りと、皆様の応援のお陰で、この嬉しい結果となりました。本当にありがとうございました。
 今後とも、一澤信三郎帆布をよろしくお願い申し上げます。

                               平成21年6月25日

                                一澤  信三郎
                                     恵美

一澤信三郎帆布ウェブページのNewsより6月25日
一方、今のところ一澤帆布のウェブサイトには、この事に関する告知は一切出ていない。

2回の最高裁判決(最初は2004年11月)で最初は本物とされていた遺言状が偽者と判定された。そのことについては日経ビジネスオンラインの記事から引用させて頂こう。
大阪高裁で逆転勝訴となった大きな要因は筆跡鑑定のやり直しである。今回、信三郎夫妻側は数多くの事件で筆跡鑑定を手がけた神戸大学の魚住和晃教授などの協力を仰いだ。
 その結果、第2の遺言書の中で信夫氏本人の筆癖とは異なる文字が発見された。例えば、ひらがなの「さ」は従来と書き順が異なっていた。信太郎氏は、第2の遺言書を書いた当時の信夫氏は要介護状態にあり、筆癖の違いも変動し得る範囲内にあると主張したが認められなかった。
骨肉の争いが形勢逆転、「筆跡」巡り割れた最高裁判決老舗かばんメーカー「一澤帆布」を舞台に長男と三男が対決 日経ビジネスオンライン
非常に厳しい言い方をすれば最初の判決のときは、そこまでのデータを揃えられなかった信三郎氏のエラーが原因だった。当然だが“偽”である事を証明するのは、偽であると訴えた側がしなければならない。

今後一澤帆布の取締役がどうなり、どういう風に体制を作り既にある一澤信三郎帆布とどう協調して行くのか。それとも一方を潰してひとつだけにするのか?それに信太郎氏が提起した訴訟がまだまだたくさんあるが、それらはどうなるのか?何れにしても時計の針は元には戻らない。覆水は盆に帰らない。日経ビジネスオンラインの記事の最後はこう締めくくられている。
 信太郎氏は2006年当時、条件さえ整えば信三郎氏と和解する考えがあることを本誌に語っていた。

 それは父である信夫氏が、毛利元就の「3本の矢」と同じように、3兄弟がともに力を合わせることを望んでいたからだ。だが、大阪高裁の和解勧告を信太郎氏は拒否した。信太郎氏は既に、共同戦線を張っていたはずの喜久夫氏とも関係が悪化している。

 草葉の陰から見守っている信夫氏は今、何を思うだろうか。
骨肉の争いが形勢逆転、「筆跡」巡り割れた最高裁判決老舗かばんメーカー「一澤帆布」を舞台に長男と三男が対決 日経ビジネスオンライン
なぜ和解しなかったのだろうか?出来ない事情があったとしか思えないが、それによって引き起こされたこの顛末の尻拭いは、当然兄弟3人が行わなければいけない。
もし本当に信太郎氏が和解を望んでいるのなら、信三郎氏の下に就くことも厭わないのではないか。もしまだ自身の正当性を主張するのなら、今度は正しい遺言状である事を信太郎氏が証明しなければならないがそれは無理だ。

結局どんなに泥仕合でも誰かが“負けた”と言わない限り終わらない。

次のラウンドはどうなるのだろう。

私としては、二つのすばらしいブランドとして切磋琢磨してほしいとは思う。アディダスとプーマの逸話はよく引き合いに出されている。ああなってほしくないような、でも・・・。
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by zukunashi | 2009-06-26 17:57 | 事件・事故
ソウソウ、行ってきましたヨ 一澤帆布と信三郎帆布
車を取りにいったついで・・・というか観光でほんのチョッとだけ京都市内をぶらつきました。どこかと言えば
『京都市東山区東大路通古門前北 知恩院前交差点近く 東大路通西側』・・・一澤信三郎帆布
『京都市東山区東大路古門前上ル西側』・・・一澤帆布
です。

場所が分からなくて車でうろついたのですが、実は店舗の前を走ってました(^^ゞ

最初に一澤信三郎帆布に行きました。例の「布に包む」の暖簾が掛かっている店内に入ると、沢山の人でごった返す本当に狭い店舗です。壁といわずテーブルといわずたくさんの製品が置いてありました。老若男女・・・主に老と女が多かったですが・・・がそこに群れておりました。
私と奥様は控えめに商品を眺めて、時折バックを手にとって見たり、チャックを開けてみたりしておりました。
最初はこの際だから何か買って行こう・・・と思ってはいたのですが、今それが必要という状態ではなく、誰かにプレゼントをしようというふうでもなく、余っているほどではないですが、だいたい必要なバッグは家の何処かに転がっています。
要りもしないのに買っていくのもおかしいと思ったので、触って、確かめて帰ることにしました。
確かに非常にしっかりした作りで、布の端のところの処理も糸のほつれや乱れも無く綺麗です。
そして何より布(帆布)が非常に堅いです。クタッという感じがありません。床に立てても形を保っています。チョッと例えが悪いですが、柔道着の生地に似てます。

それで店を出てきました。買いたいけど・・・飾っておく事になるなら買わない。

さてそこからチョッと北に歩くと一澤帆布です。昔は斜向かいだったんですが、今は並んでいます。一澤信三郎帆布が移転したおかげです。

こちらも暖簾を掻き分けて店内に入ると沢山の人でいっぱいです。一澤信三郎帆布と同様壁や机にいっぱい商品が載っています。遠めで見るとどちらのお店も確かに似た製品を置いています。
でもまず違うのは匂いでした。店内に入って一澤信三郎帆布は独特な匂いがしました。たぶん帆布ですから、綿糸に特殊な処理をしているのだと思います。一方一澤帆布ではそういう匂いがしません。するのは新しい布の匂いです。そして手にとって見るとその布の硬さ、厚さが全く違います。一澤帆布の方が柔らかく、薄い布でした。布の端の処理は綺麗でした。
それとチョッと気になったのは、布の厚さのせいかも知れないのですが、一澤帆布の方が商品に細かいシワが寄っていました。そのせいで一澤信三郎帆布では製品の折り目がピシッとしているのですが、一澤帆布はナヨッとしていました。

ブランドイメージ的には【一澤帆布】というあの白タグに憧れましたが、こうやって商品を見比べてみると・・・今回は結局買いませんでしたが・・・例えばS-15№1では圧倒的にS-15の方が使い良いでしょう。ただ、買って数ヶ月ないしはもしかしたら一年ぐらいは馴染むのに時間がかかるでしょうね。

どちらに惹かれるか・・・それは買いに行って、二つのお店を覗いてみてご自分で決めるのがいいと思います。
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by zukunashi | 2008-08-18 18:25 | 小ネタ