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第34回浅草サンバカーニバル
とっても哀しいのは、演る前に1時間もパレード!!と思っていたのが終わってみると、あゝもっと叩きたかったぁorzと思っている自分です。

こんにちは、日曜の朝8時にやっと目が覚めましたズクナシです。

私たち夫婦の間で毎年恒例という行事はそう多くありません。盆、正月、あと私の父母の回向位なものでしょうか。ただし家族親族の事情的なそれらの行事とは違い、一つだけ夫婦の自主的恒例行事が有ります。
浅草サンバカーニバルです。無かった年もありますし、出れなかった年もありますが、2005年からどこかしらに関わってきました。

さて2015年の浅草サンバカーニバルは拡大版スペシャル!!

私たち夫婦の行事に義妹家族を巻き込むことに成功!!ズクナシ、ズクナシ嫁、義妹、義妹旦那、姪、甥と上は?歳から下はまだ一桁とあどけない幼児を巻き込み浅草サンバカーニバルで我ら一族が大暴れ・・・とまではいかないですがドバァっと堪能してまいりました。

今までと大きく違うのは前日浅草寺裏でアレゴリア制作を手伝ったりしなくていいことと、当日朝9時に浅草寺裏で集合して最後の追い込みをする必要がないこと。逆に10時には産業貿易センターについて音出しまでじっと我慢して待っていたこと。
産業貿易センター内はだだっ広くて各チームがビニールテープで区分けされた所に荷物をおいて出番まで待っているんです。要するに大部屋の楽屋のさらに拡大版ですね。そこでは化粧したり衣装作ったり(バイアーナというでっかいスカートでグルグル回る人たちはスカートに金属の骨を入れているのでここでそれを入れます)ご飯食べたりしているんですが、私は小学生の初林間学校みたいな妙なテンションでなんか騒ぎまくってました。うるさかったろうなまわりの人m(_ _)m

で、色々あったんですがそこら辺細かいことはすっ飛ばして、3時6分運命の時が来ました。パレードスタートの5分前にバテリア音出し開始。まずはブロコ・アハスタォンのテーマを演奏します。全部ポルトガル語なんで全然意味がわかりませんが、のんびりしたゆったりした横ノリの曲です。2015Arrastao のテーマこれの最初の曲です。そして力強くブロコを鼓舞する曲を叩き、いよいよ今年のエンヘード(パレードテーマ曲)~ Sambanana Slip-スベッて生まれ変わろう!-ここで既にアドレナリン全開になりました。マレット持っている右手を最初からブンブン振りましたとも。
・・・実は産業貿易センターでの出番待しているとき、やっぱりパレードの時の話になって最初からイッパイイッパイやっちゃうと疲れるから、雷門通りに入るまではセーブして・・・とかチョット戦略を考えていたんですが、もう頭真っ白(笑)ガンガン叩く叩く。で、曲がり角が近づき、ハッと気が付く。ヤバいチョットセーブしなきゃ。で曲がる最中に水補給して、そして隊列確認してさあ最後の直線だぁ叩くぞぉ・・・てな感じでほぼ最初から最後まで全力で叩いてました。途中10分ぐらいセーブしたかもしれない。で、フィニッシュという文字が見えてくるとそれまで真っ白になって叩いていた頭が急に動き出します。あと何分、あと何メートル叩けるんだ?100メートルもないの?えーっ!!ヤバいさっきミスったところもう一回ちゃんとキッチリズレずに叩きたい、とか演技の足の運びをもっとカッコよく、とか馬鹿な後悔から、前で踊っているハイーニャやアーラ、の人たちの踊り、後ろのPA車から流れてくるボーカル、そしてその後ろではバナナガールとTシャツ隊のダンスを焼き付けておきたい。もうこの一瞬は・・・ととてもセンチメンタルなパニックを起こしてました。沿道の人に笑いかけているはずですが、情けない顔を晒してたんだろうなぁ。

でも終了のカウントダウンは始まります。前で踊っている人はどんどんフィニッシュラインを超える。そうするともう踊っちゃいけないんです。我々バテリアは一旦フィニッシュラインの手前で脇によります。PA車が超えるとボーカルの音が無くなります。その後ろにいたバナナガールたちが周りに手を降ってフィニッシュラインを越えていきます。Tシャツ隊もブンブン手を振りながらやっぱり越えていきます。とうとう私達バテリアだけになってしまいました。もう声も聞こえない、ダンスもない。プレジデンチのクラウジオとジレトールのヒロシが腕をT字に合わせる。あゝ、もう終わり?フィナーレのパターン!!ホイッスルがカウントを始めるピー、ピー、ピー。ドッパッ・・・ドッパドパッ・・・ドン一旦音が切れる。そして小さな音からどんどん大きく、まるで地響きのように皆が自分の楽器を連打する・・・ドドドドドドドドドド。惜別の連打。クラウジオとヒロシがジャンプ・・・着地と同時にドン!!終わり、終わった!!全部終わった。銘々がフィニッシュラインを超える。お疲れさま。参加賞のジュース受け取ってください。順番で前に詰めて・・・おわった。本当に終わっちゃった。あーあっ。

色々言いたいことやり残したこと、あったかもしれない。でもこれで浅草サンバカーニバル2015は終わり。PA車の解体をチョット手伝って荷物をまとめて産業貿易センター7階を後にしました。
その晩は義妹家族と義父義母を交えて総勢8人で夕食。でもまだ手はエンヘードを覚えている。姪っ子に
「お兄ちゃんまだ叩いてるの」と言われた。

楽しかったけど苦しかったけど泣けてきたけど嬉しかった。

スペシャルサンクス
# by zukunashi | 2015-08-31 21:25 | 映画・演劇・音楽
キチガイにTwitterとかFacebookとかブログとか言われないように
某社が行ったとされるTRINITY商品のデザイン盗作(疑惑)について 現状報告
なんかパクリだとか盗用だとか盗作だとか、近頃の日本のアート、サブカルチャー業界辺りはきな臭いなぁと思っていると、業界最大手のアールビバンの子会社がデザイン盗作(パクリ)をやっていたらしい。9月に開かれるイベント向けグッズのためにやっちゃったらしいが、その詳しい経緯がされた側(被害者)からブログにアップされている。

ウェブを使う告発は色々な意味で非常に危ういところですが、緊急性を第一に考えると一番効果的です。今回も9月に行われるイベント向けにパクったと思われるので、被害者側の情報がここまで細かく書かれ、尚且つ疑惑としてとても問題があるので、許されると思います。しかしこの方法が第一の選択肢として定着しないようにお願いもしたい。
つい先日も峰某という漫画家がパクリだと騒いだが、とてもそういう疑惑と言える程の程度ではなく、もしかすれば単なるうっかりぐらいかもしれない話で、同業者の連載を中止に追い込んでいた。効果的という事は無実かもしれないという場合には相手に与える被害も甚大だという事を心しなければいけない。峰某はそういうことを考えて行動すべきだったと思う。
さて、肝心のデザイン盗作の件ですが、今のところ盗作社であるアールビバン株式会社から何の発表もないが、このままで済む問題では無いのでどうなることか固唾を呑んで見守ることにしよう。

TRINITY Fine-Art's DesignTrinityのホームページ
Trinityのブログ

アクリルスマフォスタンドに関しましてアールビバンの通販サイトのお知らせ

【重要なお知らせ】アクリルスマフォスタンドに関しまして(8月31日追記)

双方のウェブ・ページを見れば取扱商品の点数などでどちらが大手なのかは一目瞭然。今までも同じようなことやってなんでしょうか?疑惑の目で見られるのも仕様がないですね。


# by zukunashi | 2015-08-31 09:34 | マンガ(新しい)
ど根性ガエルの裏側~事実はマンガより奇なり~
ど根性ガエル|日本テレビが話題を読んでいるこのタイミングでもうひとつ始まる物語がもう1つの泣ける『ど根性ガエル』連載開始 知られざる家族の再生物語:『ど根性ガエルの娘』第1話 - 週刊アスキーです。日テレでやっているのが漫画の何年後の世界だとすると、『ど根性ガエルの娘』はヒットを飛ばした漫画家のその後の話。第一話を読んだだけでも、一発当ということがどんなにリスキーなのか分かります。しかもそれがデビュー作で二十歳ソコソコならなおさらなんでしょう。

ところでもう1つの泣ける『ど根性ガエル』連載開始 知られざる家族の再生物語:『ど根性ガエルの娘』第1話 - 週刊アスキーを読んだあとでふと気がついて【田中圭一のペンと箸-漫画家の好物-】第八話:「ど根性ガエル」吉沢やすみと練馬の焼肉屋をみつけました。ここで出てくる吉沢やすみ氏と『ど根性ガエルの娘』で出てくる吉沢やすみ氏はまるで別人のようです。時期もずれているし、同じ仕事を選んだ姉と別の仕事についた弟では、父から受ける影響もずいぶん違ったものになるようです。

どんな話になるのか毎週楽しみが一つ増えました。

でも、そうやって昔を懐かしむ歳になったんだなぁとしみじみ・・・

# by zukunashi | 2015-07-12 09:00 | マンガ(懐かしい)
d-倉庫水難の続報
なんか久々に短期集中掲載・・・これもプーだから出来る技(もしかしたら今週末に作業が入るかもしれないので今の内に・・・)

という事でd-倉庫の事故の件あれからも関係者のブログやツイートを見ているとちょこちょこと書き込みが有ります。まずは主宰のブログNO ACT★NO LIFEより5日目終了。
・・・前略・・・
言いたい方はどうぞご自由に。
きっと観て頂ければ分かって頂けるとは思いますが、残念です。

ただ、それなりの覚悟は持って下さいね。

僕達は、小劇場で生きている河原乞食ではありますが、河原乞食なりのプライドはありますよ。

覚悟は持って下さいね。

今回の作品に携わっている音響さん、照明さん、映像さん、制作さん、受付さん、劇場さん、キャスト、みんな心は一つです。
大きな塊です。

良いお芝居を沢山のお客様に。

それだけを胸に、明日からまた、褌締め直して命削ってやっていきます。

そして、このブログをもって、僕は件の日暮里水事件(笑)の書き込みを終わります。

御心配、ご迷惑おかけした皆様、ごめんなさい。

僕はまだまだ大丈夫です(笑)。

今回は個別にツッコミましょう。
  • 観て頂ければ分かって頂けるとは思います
  • 一連の騒動がどういう経緯でどんな経過をたどっているのか全く気にしてらっしゃらないですね。芝居の出来不出来は劇団皆さんの一番気にすることだと思いますが、問題はそこじゃない。信用問題になっていることに気がついていない。
  • 覚悟は持ってくださいね。と2回念押し(重要だからか?)
  • 死を賭した覚悟ですか?どんな覚悟だろう?イメージで語ろうとする人に多いんですが、単語に意味を込めすぎで全く伝わらない。具体的にどんな覚悟が必要なんだろうか?
  • 僕達は、小劇場で生きている河原乞食ではありますが
  • 何で自己卑下?っていうか河原乞食って懐かしいが、一寸の虫にも五分の魂?窮鼠猫を噛む?何れにしてもレトリックが陳腐。
  • 僕は件の日暮里水事件(笑)の書き込みを終わります。
  • いや、初めて事件と認識していたことを書いてらっしゃいますが、それにしても(笑)を付けるっていうのが笑えない。最後まで事故なく終わりあゝよかった、というところで付けるなら分かるんですけどね。二日前に大丈夫だと書いてましたが、それでも尚且つもし事故が起きたら、(笑)を付けたことがどんだけマイナスになるか・・・orz。同じ日のブログで”舞台やってる以上、100%の安全なんてありません。”と仰ってましたが、役者やスタッフの安全もさることながらお客様の安全が最重要です。もし・・・?!という事を考えればこんな事を書くほうがおかしい。
  • 僕はまだまだ大丈夫です(笑)。
  • 貴方は自分のことよりスタッフやお客様のことを考えて下さいね。(笑)とか言っている余裕が有るならね。
とまあ若干感情的になってしまいました。前の時もその楽観に首を傾げましたが、多分主宰の小川信太郎さんは何が問題なのか理解していません。まあ演出者はそうでなくちゃという気はしますけどね。息抜き的に書いてらっしゃるようなので、私みたいに情報集めてブログやるのとぜんぜん違うんでしょう。ということでツッコミを入れますが重要じゃないです。彼にとっては対岸の火事(Twitter小火)ですから。

さてお次旗揚げメンバーIKUYO MAGICよりお問い合わせありがとうございます【訂正】
・・・前略・・・
確かに、仕込み日にアクシデントは発生しましたが、演出の変更と劇場との打ち合わせを重ねてからの仕込み直し、安全対策をして無事に幕を開けております。
そこからトラブルは無く、公演期間中も公演外の舞台スタッフが見に来て確認、アドバイスをもらって公演を円滑に進める努力を重ねる日々です。

ご納得下さった上で、お時間がございましたら、是非お越し下さいませ。
お問い合わせいただき、ありがとうございます。
・・・後略・・・

ここで重要なのは
  1. 仕込中に事故発生(場当たりだからまあ仕込みですね)
  2. 演出の変更
  3. 劇場との打ち合わせを重ねてからの仕込み直し
ちょっと一段突っ込んだ話が書いてあります。仕込み直したんだと。演出も変えたんだと。ただ演出については最初の1tの水を降らすのをやめた時点で演出変更といえば変更です。また仕込み直したんだということは、告発者さんのツイートでは事故が起きた時点で終電だったので帰宅され、翌日も行くと言って拒否られたということなので夜のうちに仕込み直したか、翌日朝から開演までの間にしたかどちらかでしょうね。突貫だったんでしょうね。

2つに共通するのは情報の扱いです。上からの情報伝達に慣れてしまっているのではないでしょうか。昨日のブログを書くときも感じていたんですが、ニーズを拾い上げるようなそういう作業は苦手のようです。上意下達が徹底している組織内だったらその方法が効果を上げるのですが、今回の出来事のように不特定多数に向けて広報する場合は全く伝わらない場合も起きてしまいますね。しかもブログやTwitterのような双方向メディアを一方方向のみに使うというやり方はやっぱり昭和の香りがしてきます。

あと照明担当のツイートが上がってました。連続で行きます。
FictiF ‏@FictiF_syoumei 18:33 - 2015年7月7日
劇団BOOGIE★WOOGIE 公演について

当公演の水の使用の件で、SNSの騒動により皆様にご心配をお掛けしてしまっております。大変申し訳ありません。
対応や現状の報告につきましては、劇団が発表している通りです。事故なく日々本番を終えています。(続)
FictiF ‏@FictiF_syoumei 18:34 - 2015年7月7日
演出においても、一部の情報にあるような危険なものは行っておりません。
お客様には、ぜひ安心してご観劇いただければと思います。

また私がスタッフとして出来る事は、千秋楽まで引き続き関係者様及びお客様の安全を確保しながら、より良い作品を作っていく事だと考えております。(続)
FictiF ‏@FictiF_syoumei 18:34 - 2015年7月7日
私の作業に快く協力してくださるキャスト・スタッフの皆様へ深く深く感謝し、お客様のご来場を心よりお待ちしています。

最後に、私からのご報告が遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。
今後共、どうぞよろしくお願い申し上げます。

FictiF 志佐知香
この人を最後にしたのは単純な理由です。外部スタッフだからということと、特に前お二人より突っ込んだ記述がないからです。そういう意味では最後に仰っている報告が無いことを詫びなくていいでしょう。既に他の人で言われていることの焼き直しですし、広報担当ではないのですから。

さて、最後にちょっと自分の経験から話します。芝居の経験は極短期なので主に仕事での経験です。

今回のような告発によってあるグループに対して不利な情報が流れている場合、そのグループが取るべきことは何か。他の炎上案件でもそうですが、まずすみやかに告発者とコンタクトをとり、状況確認、そして問題かどうか判断する前に状況を把握していることをこちらから発信せねばなりません。事故の認識が無いと判断されるのが一番問題を拗らせるからです。そして重大な問題ならば対処をして、そのことを発表するわけです。重大な問題ではなかった場合でも、何故そう判断したのかということを添えて発表します。

今回は初日の前日に起きた事故だったので即座にというのが難しかったとは思いますが、未だに公式の発表もなく劇団員各々や外部スタッフはては劇場がバラバラに対応しているという、まず考えられない状況になっています。ですから情報も錯綜し、誰が責任持って対処しているのか、またそれを発表するのか、外部からは全く分かりません。主宰が全権者だとしても、あの体たらくですから。

役者さんは皆演劇さへできればいい・・・ど思うのでしょうね。演出もそうかもしれない。でも役者が演じ、音響が音を出し、照明が灯りをつけ、美術は絵を、大道具、小道具、衣装は物を作り、脚本家が本を書き、演出が芝居を構成する。制作がチケットを売り、広告を打ち、一を集めお金を払ったり回収する。じゃあ、そういうみんなの努力を無駄にしないように注意するのは誰かといえば、それが舞台監督です。

穿った見方としてこれが解散公演だからと言う人もいます。私はそんなことはないと思っています(根拠はないですが)。偶発的に起きたことだろうと。でもそうだとすれば今まで大過なく過ごしてこれたのは、日頃の行いがいいからではなく、凄腕の大道具がいたからでもなく、単に運だったわけです。今まで運が良かったんじゃないんです。最後の最後にこんなことがあるんですから運が悪いんです。でもその悪運もちゃんとした舞台監督がいれば避けれた話です。

ところで事件事故って身に降り掛かってこないのが自分の能力と勘違いするんですよね。俺のやり方が正しいから何も起きてないんだって。そんなことはない単に運ですよ。ホント、能力で避けれるなんてマンガや芝居の中の話です。現実の神は貴方よりもっと狡猾でかつ冷酷ですよ。

ご安全に。
# by zukunashi | 2015-07-08 11:06 | 映画・演劇・音楽
【長文注意】d-倉庫水難事故によるボヤ【追記有り】
7月に入って直ぐにTwitterでボヤ騒ぎがありました。

舞台になったのは日暮里にある小劇場「d-倉庫」
ここで今月初めに解散公演をする劇団が水を使った公演で、そのセットや手際の悪さ、対処の杜撰さが暴露されて騒ぎとなったのです。とは言え演劇関係から外に飛び火しているわけじゃないのでボヤ程度と言っていいでしょう。

しかし事はちょっと深刻です。

非常によくまとまっているのでどんな騒動なのかを確認するには
d-倉庫  水事件・・・NAVERまとめ
をご参照下さい。(正直NAVERまとめはあまり好きじゃないですが、使う人によって非常に素晴らしいページになります)
もっと簡単に知りたい方は
d倉庫の件・・・togetterまとめ

こちらは告発者のツイートが簡潔にまとめられています。
【追記】また、その後作られたまとめは関連ツイートが上手くまとめられています。
小劇場と「舞台監督」と「安全」について・・・togetterまとめ

とはいえ今後事実関係が公になることは無いでしょう。飛行機や新幹線の事故じゃないし、人が死んだわけでも家が焼けたわけでもないですから。多分このまま何も起きずに公演が終われば”無事にすんでああよかったね”となってしまうのでしょう。というのも告発者のツイートで炎上状態になってからのd-倉庫と劇団の対応がなんともオトナな対応だからです。
一連のTwitter騒動についての追記です。

同じ土俵で言及するのは避けておりましたし、劇団だけに留まっている分には何を言われても構いませんでした。
ただ、インターネット上で、大切な客演の皆さん、大切なスタッフの皆さん、最終的にお越し下さるお客様への批判もチラホラ目につくようになりましたので…

事の発端であります、照明補佐の方について、私共サイドの見解を少しだけお伝えさせてください。

仕込み当日、照明増員として現場に来られました。
チーフの照明スタッフが呼んだ訳ではなく、後から聞くと、補佐の方がお声掛けされたそうで、出演者や他のスタッフ誰もが、一体どこのどなたなのか分からない状態でした。
劇場さんに仕切りに「公演中止にしろ!」と詰め寄っており、そもそも貴方はどなたですか?と押し問答になりました。

Twitterでの実況には、事実と異なる事が多くあります。
例えば、ご自身のTwitterで無給でお手伝い…とありますが、照明スタッフを通して、日当1万8千円で手伝ってやる、と連絡がありました。
予算の関係でお断りした次第です。
Twitter上では、上演の心配をして下さっているようですが、その後、何のご連絡も頂いておりません。

上演前の騒動ということもあり、お客様の不安を煽るような事は本当に避けたかったのですが、これ以上の騒ぎがありましたら更にご心配をお掛けすると思い、断腸の思いでここに綴らせて頂きました。
万が一の場合は、訴訟も念頭に入れております。
・・・後略・・・
IKUYO MAGIC 一連の騒動につきまして 2015-07-06 10:57:20より引用

・・・前略・・・
そして、一連の騒動についてです。
オフィシャルTwitterにも、劇場さんのTwitterにもご報告させて頂きました通りです。

本日まで、お客様から直接お問い合わせや苦情は1件もございませんが、ご来場予定のお客様の中には心配なさっている方もいらっしゃるかと思いますので…
まずは、お騒がせして申し訳ありませんでした。

信頼する舞台監督、舞台スタッフに劇場を見てもらい、安全点検とアドバイスをしてもらい、問題は無いと言って頂きました。
心配して駆け付けて下さった裏方の皆様にも、その都度、様々な角度から確認してもらっています。
そして今後も、第三者の信頼出来る舞台監督の皆様に、点検とアドバイスをして頂く予定です。

お名前は出せませんが、本日来て頂いた御二方、ありがとうございました。

また、事の経緯をより詳しく知りたい!というお客様は、直接劇団までお問い合わせ下さい。


舞台やってる以上、100%の安全なんてありません。

が、それに限りなく近い形でのパフォーマンスをお観せできると思います。
・・・後略・・・
NO ACT★NO LIFE 弓張月3日目終了。2015-07-06 01:47:01より引用

d-倉庫
‏@d__soko
Twitter上でお騒がせさせてしまっているようで、済みません。昨日、舞台装置にトラブルがあったことは事実ですが、現状では劇場としては水没もしてませんし、大丈夫です。劇団との協議を行い対策を設けた上で予定通り公演も行います。心配をさせてしまって申し訳ありません。

18:41 - 2015年7月3日
d-倉庫ツイートより引用

劇団BOOGIE★WOOGIE
‏@gekidan_bw
《お詫び》Twitter上で流れております当劇団の騒動について。
騒動にあります水の装置のトラブルにより範囲を越えて水が流れてしまったのは事実です。改善をし改めて劇場様にも了承を得て本番を迎えさせていただいております。ご心配をおかけしまして、大変申し訳ございませんでした。

18:58 - 2015年7月3日
劇団BOOGIE★WOOGIEツイートより引用

何を以ってオトナの対応と指摘するかといえば、外には身内の恥を晒さずにしっかり対応したことを印象づけようとしているからです。

4つの引用は上から新しいもの順です。一番上は劇団創立メンバーのブログ、その下は主宰のブログ、d-倉庫のツイートと劇団のツイートです。

個別にああだこうだと言う事も重要かもしれませんが、四つに共通するのは全く事実関係を詳らかにするつもりがないという点ですね。告発者の方は結構細かく状況を書いています。それに対して劇団と劇場側からは
水の装置のトラブルにより範囲を越えて水が流れてしまったのは事実です。
昨日、舞台装置にトラブルがあったことは事実ですが、現状では劇場としては水没もしてませんし、大丈夫です。
という2つのツイートだけで、どんな事が起きたのか?それに対してどんな対策をとったのか?と言うことを説明するつもりはなさそうです。となれば今回の公演が今まで上手く言っているのは告発者の単なる取り越し苦労なのか奇跡的な綱渡りなのかはわかりません。

ところでTwitterは文字数が少ないですから詳しく状況を挙げるのに適していないですが、ブログはそういう制約もなく長く書き連ねることが出来ます。ですが、創立メンバーのブログにも主宰のブログにも、場当たりで起きた事故(と敢えて書きます)については全く書かれていません。

いや、創立メンバーのブログには事実と違うと書いてますが、それは日給がどうのとか誰が呼んだのかという話で、ナゼ告発者が『劇場さんに仕切りに「公演中止にしろ!」と詰め寄って』いたのかという多分一番肝心な点については全くスルーです。

劇団主宰の方のブログもそうなんですが、とても楽観的です。『信頼する舞台監督、舞台スタッフに劇場を見てもらい、安全点検とアドバイスをしてもらい、問題は無い』と太鼓判を押され、『心配して駆け付けて下さった裏方の皆様にも、その都度、様々な角度から確認して』いる事が綴られています。そして幕引きを図る締めの言葉として
”舞台やってる以上、100%の安全なんてありません。”
そしてそのあとそれに限りなく近い形で云々と書かれてこの件については終わりなのでしょう。

劇団創立メンバーのブログの方には最期にこんな文章が有ります。
上演前の騒動ということもあり、お客様の不安を煽るような事は本当に避けたかったのですが、これ以上の騒ぎがありましたら更にご心配をお掛けすると思い、断腸の思いでここに綴らせて頂きました。
万が一の場合は、訴訟も念頭に入れております。

これらの文章から読み取れることがあるとすれば、それは昭和的情報隠蔽と無責任ではないでしょうか。創立14年目の劇団は平成でしかも21世紀に創立されているにもかかわらず、です。

まず、現代的なやり方をするなら、情報は公開する方が秘匿しておくより結局はリスクもコストも低く抑えられます。そのためには透明性、そして匿名性は重要でしょう。誰がどんなふうにどこをチェックしたか、そしてどんな対策をしたかを、だれにでも見れる場所に公開しておくだけでいいでしょう。そして情報閲覧者が名を明かさないくてもいいようにする。誰が情報を見に来たのか探らない、確認しないということです。

お二方はブログでそういう情報公開を全く考えてないかむしろ否定しているようです。
創立メンバーの方は『断腸の思い』と書かれましたがお客様に心配をおかけすることが断腸の思いに繋がるのだとしたら何故本来の事実に蓋をして人間関係や日当のことだけを書いたのでしょう?当日起きた事実として漏電に繋がるような事故より日当や誰が呼んだ人なのかということのほうが重要だとお考えなのではないでしょうか。また訴訟をほのめかすなど”脅し”ていると取れると誰も指摘しないのでしょうか?
また劇団主宰者さんは『事の経緯をより詳しく知りたい!というお客様は、直接劇団までお問い合わせ下さい。』とアッケラカンと仰られてますが、当然それでジャンジャン電話がかかってくるようなこととなれば、本当に重大だとなりますが、日暮里の小劇場での話なので、そんな電話がかかってくることもありますまい。それを見越してそう書かれたのだとすれば、素晴らしいやり方です。

そして責任の所在ですが、これは散々言われていますが、通常は舞台監督、そして劇団代表者でしょう。演劇関係者のほとんどは芝居が始まって幕が下りるまで、舞台上と裏で起きることについて、舞台監督が責任者と思っているでしょう。そしてその芝居全体の責任は主催劇団に有ることでしょう。
だとすればTwitterやブログという媒体に載った今回の発言の中で舞台監督はどうしているんでしょうか?第三者の舞台監督や信頼できる舞台監督という人は出てきていますが(因みに告発者の方も舞台監督経験者です)今回の芝居の舞台監督は全く出てきていません。そして極めつけは前掲した主宰のことば・・・
”舞台やってる以上、100%の安全なんてありません。”
例えば自動車事故をした運転手がこれを言ったらどうでしょう?
”運転やってる以上、100%の安全なんてありません。”
例えば市営プールで水難事故が起きたとき、プールの監督者が言ったらどうでしょう?
”泳いでいる以上、100%の安全なんてありません。”
例えば・・・
もういいでしょう。私が何を言いたいかお分かりですね。この言葉は被害者が諦めの台詞として言うのは許容されますが、逆の立場の人が絶対言っちゃダメな言葉ですね。別に犯人探しをしたいわけじゃなくてもこう言われるとなんか粗を探したくなるぐらいムズムズする無責任さです。

今回は多分このまま平穏無事に終わることでしょう。でもそれは告発者の取り越し苦労だったのかそれともぎりぎりの綱渡りだったのか?最初に書いた通り分かりません。でも少なくとも私は2つの教訓を得ました。
今後d-倉庫で設備的な不具合があれば、きっとこの事を思い出します。
劇団BOOGIE★WOOGIEとしての最後のステージ、
その想いや決意を固まりにして、今の演劇界に恩返し出来れば。
そう思っております。
劇団BOOGIEWOOGIE WEB SITEの『挨拶』より引用
もう一つは彼は恩返しのやり方を知らないらしいということ。直接接点もなくこれからも繋がりそうにないですが。このことが禍根となってなにか起きたとしても彼はこう言うんでしょうかね。
”人生やってる以上、100%の恩返しなんてありません。”
演劇
# by zukunashi | 2015-07-07 12:18 | 映画・演劇・音楽