(笑)立派な開き直り
「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(中村克著)が自主回収になる。※注1
原因はご存知の方も多いと思いますが、著作権者に無断で話を本に収録したからで、著作権法違反というより、そうなる前に自主的に撤退したということだと思います。

サンクチュアリ出版も最初は多少強気でしたが※注2結局「小さな親切」運動本部のような規模の小さいところだと何とかなだめすかして納得させようと思ったのに、オリエンタルランドが出てきたので白旗を揚げます・・・負けました。という事なんだ、と理解させていただきました。一応問題になっているのは「小さな親切」運動本部で日本郵政公社総裁賞をとった話しとオリエンタルランドの社内文集の作品数編がそのまま載っていたようですね。

さて、サンクチュアリ出版は自主回収ということで出版を止めるわけですから経済的ダメージもそうですが、お気の毒なことに会社としての信用も失ったことでしょう。さて、そうするときになるのは著者の中村克氏ですが、氏は自身のwebサイトとブログを持ってらっしゃいます。株式会社外部の専門家というwebサイトです。さて、そこの左側にこんな文章が載っています。(5/1現在)
【著作権について】
知的財産権は保護される必要があります。ここに公開しているコンテンツの引用は、著作権法の許す範囲内で使用して下さい。著作権法の範囲を超えた利用を希望される場合、著作権者の許諾と使用料が必要な場合がありますので、必ず事前に当方までご連絡ください。
かなり受けました。他人に厳しく、自分に優しくそんなことを考えたりします、深い文章でした。

さて、ホスピタリティ・ブログというのがブログのようですが、右が上にある[新着記事一覧]もブログと同じような体裁で読むことが出来ます。コメント、トラックバックは出来ませんが。そこには結構勇ましいタイトルが並んでいます。
(05/01)「なぜ最後のパレードだけが」の不思議
(05/01)中村 克が「ひれ伏せ」に屈服しない理由
(04/30)東村山通信 ユニセフへの寄付について
(04/30)昨晩、東村山警察の方が来て下さいました
(04/29)読売新聞のずさんな取材方法を知ってください
(04/29)東村山通信 豚インフルエンザのメキシコを思いやる動き
(04/26)毎日新聞の報道は見解の相違、オリエンタルランドも困惑しているでしょう。
(04/26)ディズニーと著作権
etc・・・・・・・・
それでも幾つかは削除されているようです。4月22日のJ-CASTnews「読売新聞、日本テレビを提訴!? ディズニー「盗作騒動」作者が猛反論」によりますと、4月20日には、「読売新聞、日本テレビを提訴します」というタイトルの記事があったようですが、現在ではなくなっています。それ以外にも3月23日から4月20日まで不自然に記事に穴が開いていますから、幾つか削除されたのでしょう。

さてその中で気になるタイトルがあります。一番新しい「なぜ最後のパレードだけが」の不思議。最新の記事です。ザァッと読んでみてはぁ、この方何か自分を殉教者かなんかと間違えてないか?と感じました。実際その前の中村 克が「ひれ伏せ」に屈服しない理由を読んでも同じです。

曰く
小沢党首の秘書逮捕も私の一件と同じです。このような強権者支配を見せつけられると、国民は「見ざる、いわざる、聞かざるになってしまって、正しい意見、良心的な意見が述べられなくなる。」とこの論文は主張しています。


私も全く同意見です。私が受けた「仕打ち」のように、まさに「無理が通れば道理が引っ込む」のです。
中村 克が「ひれ伏せ」に屈服しない理由

曰く
問題にすべきは、パークバリューを高める「最後のパレード」ではなく、パークバリューを下げる、「エガワる思想の社会人として大切なことをディズニーランドから学んでいない元準社員」が書いたこの本ではないでしょうか。あるいは、ディズニーランドを「詐欺呼ばわり」している「バカの壁」なのではないでしょうか。私はそう考えます。
「なぜ最後のパレードだけが」の不思議

曰く
「中村さん、出る杭は打たれるのです。信じていますから頑張ってください。」という温かいメッセージもたくさん頂戴しています。
「なぜ最後のパレードだけが」の不思議

こんなもんでいいでしょう。読んでみてどうでしょう?被害者意識、哀れな殉教者、正しいことを言って馬鹿を見ている、そんなところでしょうか。彼の言うことが本当なら、まさに被害者は中村氏本人です。

しかし、「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」に無断で話を載せられた人からのコメントが出ています。これは「小さな親切」運動本部で日本郵政公社総裁賞をとった話しを書いた人です。
・・・前略・・・
あれは、ディズニーランドでなく、まさに私の家の近くの遊園地だったのです。寒い一日でした。けれど、風の冷たさを忘れ私達二人の心は、ほかほかと温かく感謝でいっぱいだったあの日を、夫の思い出と共に今も胸に抱いています。

・・・中略・・・

文章のあちこちを勝手に変えられて、私の意とする処は語尾変化ならまだしも、語幹まで変えられてしまったことに、私は夫との思い出まで踏み躙られた思いで怒りと共に寂寥感に浸っています。
「小さな親切」運動本部webサイト プレス発表を行いましたより
この方の主張に沿って考えれば、改竄の上無断掲載という事になります。

彼はこれをどう思っているのでしょう?株式会社外部の専門家に上がっている記事を読んでも特にそのことに言及している箇所はありません。彼が、まずこの事に対して答えない限り、説得力は出てこないと思います。現実の問題に対処してからご自分の思っていることを為せばよろしいのではないでしょうか。
中村氏の仰るホスピタリティというのは、彼の意にそぐわない人や出来事を強引に捻じ曲げることではないはずですが、まったく無視してらっしゃるのは非常に不可解かつ不誠実な態度だと思います。悔し涙に暮れているのはあなたではなく、貴方に改竄された文章の元の文章を書いてらっしゃった方ではないでしょうか?

著作権は弱者を守るための権利だと思っています。(ジャスラックを見ているとそうは思えませんが)改竄するような方を守る法律ではないのですよ?



※注1
2009年5月1日 16時00分
人気本酷似問題で自主回収 版元のサンクチュアリ出版 共同news

 ベストセラー「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(中村克著)に収録されていたエピソードが別の手記と酷似していた問題で、版元のサンクチュアリ出版が1日、流通している約16万部の自主回収を始めたことが分かった。収録作品には、「小さな親切」運動本部の入賞作や、東京ディズニーランドを運営する「オリエンタルランド」の社内文集の作品と酷似しているエピソードがあることが判明していた。

※注2
一部報道につきまして

 2009年4月20日の書籍『最後のパレード』に関する一部報道につきまして、みなさまにお知らせします。

 書籍『最後のパレード』は、東京ディズニーランドでのお客様(ゲスト)とスタッフ(キャスト)に関するエピソードを集めたものです。著者の中村克氏が東京ディズニーランドの運営元である株式会社オリエンタルランドに勤務していたころに、聞いたり収集していたディズニーランドに関する心温まる話として、弊社より2009年3月に出版いたしました。

 この本に掲載されたエピソードは、社内で語り継がれていたもの、インターネットで集めたものであり、ご本人の特定が困難だということで、著者の中村氏から本書の発売前より「もし実際に体験されたご本人の方からご連絡をいただいた場合には、誠意を持って対処させていただきたい」という文書を受け取っており、弊社としてはそのような形で対応させていただいております。
 本書の108ページから4ページにわたり掲載されている「大きな白い温かい手」というお話につきましては、ディズニーランドに関連するエピソードを各方面の資料や関連サイトなどから取材をしていた際に、数多くの書き込みがインターネット上にあり、すでに誰もが知っている話だという著者の判断があり、掲載させていただきました。読売新聞紙上にて発表されていたエピソードだというのは、読売新聞社からご指摘を受けて、初めて知った次第です。

 この件につきましては、著者の中村氏と緊急に協議した結果、まずは体験されたご本人の方、および著作権を有する「小さな親切」運動本部様に対しまして、誠意を持って対応させて頂きたいと考えております。

 また今回の報道をきっかけに、その他のエピソードについてもし体験されたご本人の方からご連絡をいただければ、著者および弊社は誠意をもって対応させていただきたいと考えております。

 以上の事情により、弊社は該当するエピソードはインターネット上で数多く投稿されている、周知の心温まるエピソードとして採用したもので、読売新聞の記事の「盗用」ではないと判断しています。

 ただ現時点では、法的な結論がどうなるかにつきましては私どもには判断がつきませんので、現在、法律の専門家の方と相談しております。はっきりしたことがわかり次第、また報告さしあげたいと思います。

 最後に、弊社は著者の中村氏から初めてこの原稿を受け取ったとき、私たちが忘れかけていた「人を思いやるこころ」「やさしさを感じるこころ」が伝わってくる温かい内容だと思い、この本を出版しました。ほんの少しだけでもかまいません。本書をお読みいただければ、私たちが伝えたいメッセージはきっと感じていただけるものと信じています。

 なにとぞご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

 株式会社サンクチュアリ・パブリッシング

 代表取締役社長鶴巻謙介 
http://www.sanctuarybooks.jp/news_20090420.html
(5/1現在web上にこの文章は掲載されていません)
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by zukunashi | 2009-05-01 18:07 | 事件・事故


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