芝居見てきました・・・「対角線に浮かぶソネット」
劇団アロッタファジャイナ第三回番外公演〈乃木組〉
「対角線に浮かぶソネット」に行って参りました。

動機は?出演者に知り合いがいるからという至極真っ当なお答え。実は前回も行ったんですが、その時に出ていた人がまた出るというので。

ところで今回の芝居について、当たり前の様に色々感想を書かせていただくのですが、当然ネタバレはご法度、という事で全体的な印象からまず・・・ゴホン

大雑把に言えば面白かったです。しかし細かくツツクと・・・
事件の発端はかなりご都合的です。SF的な設定を使うのは普通の小説でもマンガでもかなり自由に行われているとはいえ、これは・・・破綻しすぎでしょう。今回のような状況を作り出すためのモノだと思いますが・・・。
あと、目に付いたのは全体的なところでは芝居のタイトルと内容にほぼ関連が見られなかったところ。対角線とは?ソネットは?色々気になっていたんですが、結局最後までこのタイトルは生きていなかったと思います。

さて、ネタバレを回避すると書く事無いなぁ。

え~チョッとだけばらすと、出演者は最後にほとんど死んでしまいます。その死ぬ時のシチュエーションは皆違います。愛するものから拒絶されて死に逝く者、愛する者の腕の中で死ぬ者、自分の生きる意味をはじめて知る者、無駄死に、愛するものを守るために死ぬ者、自死する者。
それぞれの死があまり濃く、重く語られません。非常に軽く、薄く語らえている感じがします。結局最後の台詞を言いたかったのか、それともワガママお嬢様がこの話のメインテーマだったのか、それとも・・・。もっとエゴむき出し、もっとワガママ、もっと・・・という突き詰めたものがあまり感じられず、どちらかと言えばフィルムの向こう、液晶の向こう、舞台の上で語られている、現実感の薄い話でした。
芝居なんだから現実感が無くてもいいじゃないか、という意見もあると思いますが、私の見た感じでは、死の極限状態になっているのに、中途半端に妥協して話を進めようとしているように感じられました。こんなに簡単に気分が明るくなったり、さっきまでの諍いを簡単に鎮めたり出来る?

あと、役者の皆さん、お疲れ様でした<(_ _)>
噛んだり科白トチッたりしても「これが元の台本!」位の気迫で乗り切っていたので、特に気になることはありません。
もし細かい事を一つ言わせていただくとすれば、死んでしまうシーンがやたら多かった今回。皆一様に死ぬ時に「ガクッ」と力を抜くか、死ぬと力が抜けてしまっているように演技しているんですが、死って本当にそうなんですか?
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by zukunashi | 2008-05-17 23:30 | 映画・演劇・音楽 | Comments(2)
Commented by Q@N at 2008-05-19 21:05 x
いっそ歌舞伎の様に斬られてもなお見栄を張るとか、
「らくだ」のように「かんかんのう」を踊るとか。
考えてみると難しいですね。




Commented by zukunashi at 2008-05-20 00:48
芝居ですから、死ぬを演出するのは当たり前という事で(^^ゞ
というかチョッと残念だったのが、死ぬ時みんな力を愚ーット入れてふっと力を抜いて死んだ所を表現しているんですが、そんなキレイな死に方でいいんですか。一世一代の死ぬシーンなのに・・・という事で。


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