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今週買った漫画 '05/05/24~'05/05/27
前半後半を分けてしまったのは、今週木曜日から読む漫画が多い週でした。バカみたいに漫画買ってます。もう○○才なのにねε=(-_-*)フウ

水曜日 週刊少年サンデー(小学館)
木曜日 モーニング(講談社)
     アフタヌーン(講談社)
金曜日 ビックコミックスペリオール

週刊少年サンデー(230円)
故淀川長治さんのテレビ朝日「日曜洋画劇場」の解説を思い出すことがあります。彼ほどの知識も才能も努力もしていませんが、どんな映画でも必ず褒めた淀川さんを尊敬しています。翻って今、少年サンデーの全部の漫画が面白くないとはいいません。それに少年誌なんで読者想定年齢の中にきっと私は入っていない事でしょう。そのくせ朝の満員電車で背広のサラリーマンがよく読んでますが。でもどうしてもわかんないのが『兄ふんじゃった!』『思春期刑事 ミノル小林』です。私が元々ストーリー漫画好きなんですが、ギャグを前提にしている漫画でこの二つはチョットもてあまし気味です。というか、ギャグ漫画と思っている私が勘違いなんでしょうか?キモかわいいを抜けてただ下手くそなコントだと気が付いたアンガールズみたいでチョット読むのがイタイです。

モーニング(300円)
今週も高いで~す。とまァそれはいいとして・・・
『常務 島耕作』は今回とうとうやってくれちゃいました。二つの意味で弘兼憲史は過ちを犯しています。一つは作者としての欺瞞。そしてもう一つはマナーの無視。
まず弘兼憲史は今回の反日デモについて『一部の勢力に引き摺られた作為的なもの』と判断しています。それはおいおい分るでしょうから、今回問題にはしません。問題はインターネットでの反日サイトでの書き込みについてのシーンです。まず問題は中国人がこう考えているかという事実の確認です。実際何処かから孫引きしているのかもしれませんが、漫画の中で自分が言いたい事の為に当然その中から話に都合がいいものを抜き出ししていると思います。もし何処かの引用すらないようでしたら、これは弘兼憲史の脳内中国という事にすらなります。
というのも、反日活動家の書き込みは頭でっかちなアジテーターのようなものばかりで、それに反論する書き込みは事実を詳細に述べ、優秀なビジネスマンという感じを抱かせます。そう感じさせようとしている?と、思っちゃいますよね。
そしてもう一つの過ちはネットマナー・・・というか、社会的なマナーとしての『ナリスマシ』です。今回の事が重大なというほどの事ではないでしょうが、口火を切って煽ったのは他人を装った知り合い同士です。しかも同じAPからの通信です。無線LANアクセスポイントを使用しているならばIPを取れば一発でばれるでしょう。こういった愚かさもそうですが、掲示板で二人で組んで煽るようなマネは本来のマナーから言えば当然許されざる事です。またディベートの場だとすればなおさら許されない『誘導』とも取れるやり方だと思います。正々堂々とスポーツマンシップに則れとは言いませんが、こういったばかげたやり方で引き出された議論に対して「凄い、凄いぞ!」「ちゃんと現状を認識している中国人も少なくないんだ!!」というオバカな結論を出す島耕作=弘兼憲史はいかがなもんかなあ。
惣領冬実さんやとりのなん子さん井上雄彦さんなんかの話を書くスペースが消えた・・・。

アフタヌーン(580円)
モーニング弘兼と同じようにネットの話がある。『アキバ署!』今回のお題はネット掲示板の悪意と善意。これはブログをやっている私にも直接関係する話題でもあります。またこっちの方が弘兼憲史のものより現実的なところは、掲示板での反応が予測できるとは言え現実にちょくちょく見るものだからです。掲示板の荒し、煽り。逆に2ch的な「やらない善より、やる偽善」。両者の溝は決して越えられないのかといえば、容易く超えられるドブぐらいなんじゃないでしょうか。自分がどんな事をしているか理解できているとしての話だけれど。
『リトルフォレスト』完結。お話としては良いとも悪いとも言えず。私自身故郷を持たない引越し人生であるため、自分の出自はココだ!というモノを持っている人がとてもうらやましい。私はココに居てもいいのですか?といつも思っています。お祭り、近所付き合い、町内会。それとこの人の絵は印象的です。ほとんどスクリーントーンを使わず、それでちゃんと人の顔を表情豊かに描き分けています。このタイプの絵の人は普通ならあんまり商業ベースで成功する人じゃないなぁと思いつつ、そう決め付ける自分をチョット疎ましく思う。
この厚さでこれだけ内容の濃い漫画雑誌なのに、モーニングより書く事が少ないのは腑に落ちないが、今回はこれまで。

ビックコミックスペリオール(260円)
普段金曜日はこれを隔週で読んでます。お目当ては『MOONLIGHT Mile』
今回の話を読んで『東大阪宇宙開発協同組合 SOHLA』を思い出しました。中小企業の技術を結集して人工衛星を飛ばそうと企画しています。人工衛星の名前も『まいど1号』。基本的に非常に真面目なんです。2005年に飛ばす予定だったと思いますが、着々と準備が進んでいるようです。結局弱い人が力をあわせてデカイ事をするって、好きなんですよね。
『医龍TeamMedicalDragon』
信じられない腕を持っている医者はマンガの世界では大層います。現実にはどうなんでしょう。このマンガでも手術の腕だけ天才的で日常はだらしがない典型的な天才が出てきます。ぽふさんの世話係さんもこんなお医者になってくれるといいのですが。ダメでしょうか?

by zukunashi | 2005-05-28 23:00 | マンガ(新しい)


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