ジャングルベル・シアター『八福の神』
年末になり、今年一年芝居を見た数は・・・少なかったなぁ。映画も同じく。
年末になり見そびれた芝居や映画を指折ってみると、芝居はあまり無いなぁ(笑)映画はたくさんあるなぁorz

とまあ色々考える年末です。
さて、先週末12月11日(水)~15日(日)にタイトルにあります劇団ジャングルベル・シアターの2013冬公演『八福の神』を見に行ってきました。
と書いたのが先週の話です。もう2週間立ってしまいました。゚(゚´Д`゚)゚。

本当は公演中にこの記事を掲げようと頑張ったんですよ。でも駄目でした・・・orz

で、今に至る。

今回の『八福の神』はギャラリー公演でやっていた演目を本公演にしたもので、劇中劇が3つあり、大きな謎を解きつつ、途中で出てきた謎も最後にはしっかり解かれて終わるところなど、形式的には同じものでした。

で、他にギャラリー公演と似通っているのがまず舞台装置。

ギャラリー公演の舞台と同じように真ん中に大きなハコのようなものに、黒い幕を掛けてポツンと置いてあるだけ。役者の出入りはギャラリー公演と違ってその後ろにちょっと高くしたばしょの左右から出来るのでちょっとそこは自由度が高いのですが、舞台上はそれだけ。

それと、メインキャラの服もそうですが、それ以外の、とくに劇中劇に出てくる人の衣装もダボッとした生成りっぽい綿のシャツとパンツで、職業を意識させない・・・逆に言えばどんな人にでもなれそうな服。

そして、なによりも「七福神」に係る話だったということ。

今回見に行って一番気になったのは、話をどう落とすか、というところ。ギャラリー公演の締めを本公演にしてくるとすれば、しっかり話を完結させるのだろう、とまず考えました。

芝居が始まり、メインの話と3つの劇中劇が進んでいくに連れ、ギャラリー公演では出来なかったことが、本公演でそれまでの劇場の広さなどの制約を離れるとやっぱりその分面白くなりました。それは音楽や照明を、大きな話にしても、中身がすかすかになるようなことがない演出や脚本も含め芝居全体がスケールアップして、最後(になるのかな?)に相応しいものでした。

メインの話のちょっと火曜サスペンスっぽい配役や1つ目と2つ目の劇中劇の漫画チックな演出

・・・とくに1話目のネギとカニの掛け合いのところとか、貧乏神と疫病神の駄目っぷりとか、2話目は藤田和日郎さんのマンガにありそう・・・

がツボにはまりました。

そしてメインのもう一つの話。諸子とおじいちゃんの話が、意外と普通なんです。火曜サスペンスっぽい話しの横で普通に思い出話が進行するんです。サスペンスと思い出話。この2つの取り合わせが絶妙で、最後におじいちゃんの謎(謎のおじいちゃんではない)が解けると 腑に落ちた という言葉通りでした。何かストンと落ちてきて、1つのピースだけはまっていなかったジグゾーパズルに、どこからかそこにハマるピースが、コロコロ転がって来て自然にハマったような、そんな終幕でした。

積み残し無く船出していった七福神の宝船のように、宝は残りませんでしたが、希望とか幸せのような何かが心に残りました。

楽しかったです。

で、役者さんで誰が良かったか?
主役3人(浅野泰徳、大塚大作、野上あつみ)は除外・・・悪い意味じゃないんですが、ハマっているところがあまりに強固で、良かったですはまり役ですぐらいしか言えないです。
諸子の祖父の竹内俊樹さんはおじいちゃん役にいいんですが、若い人の役の方が当たり外れがあって好きですね。悪くはない。
火曜サスペンスの2人(林智子、東野善典)エエ、出てきた時から分かってました。この2人の出来が主役3人を引き立てるということは。しかし私が見に行った2日目マチネ公演ではとくに東野さんの嫌味があまりに爽やかでええなぁ~と思わず声が出ました。あと、これが大人な芝居だったら林さんと東野さんは絶対不倫ですね(笑)
1話目の長女の演し物では女神とネギを演っていた松下勇さんがおかしかった。ただひたすらおかしかった。
2話目の次女の演し物ではひたすら西村さんが怖かった。いや、怖いなんてもんじゃなく怖かった。
3話目の荷実屋初代の話しでは、誰がいいということではなく、船出して嵐に立ち向かうところの皆の動き、そして船と波に目を見張った。海の上で風をいなし、波を乗り越えていく船乗りが素敵だった。

とまあ、なんか皆いいんですよ。で、もし誰か決めないとと言われたら火曜サスペンスの2人。ジャングルベル・シアター外の人ですが、この2人の芝居がフニャフニャだったら・・・と思うと今回は林智子さんと東野善典さん2人と握手がしたかったです。

出待ちすれば迷惑と思いしませんでしたが、久々に握手したかったです。素晴らしい演技、そして演出、脚本、照明、音響、大道具、小道具、衣装、美術。

今年はこれで芝居終了!!

また来年
(^O^)/
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by zukunashi | 2013-12-20 20:56 | 映画・演劇・音楽 | Comments(0)


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