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ママ ジャングルベル・シアター6月4日シアターグリーン(池袋)
芝居を見るのも演るのも好きですが、もう演る方は出来ないzukunashiです。

見るのもこの頃は年に数本という有様ですからね。あまり熱心とはいえないかも。

さて、今回見に行ってきたお芝居は、既に一ヶ月前です。中々書けない。書こうと思うと空回る。という事で一ヶ月かかりました。時間をかけた割には冴えない感想ですが、読んでやって下さい。

ところで、ジャングルベル・シアターと言う劇団はご存知でしょうか?うちの奥様の今一押しの劇団です。元は違う劇団のお芝居を見に行って、そこの役者さんが客演する舞台を見に行ったら、ジャングルベル・シアターのお芝居だったわけです。その芝居は奥様と友達が見に行ったので、私は見に行けなかったのですが「悟らずの空」というお芝居でした。私はその次の特別公演「続々・おとぎ夜話~寿~」を観ました。そこで、私もこの劇団に興味を持ったわけです。そして今回、再演ということだったのですが「ママ…」を観てきたました。

率直な感想はメロドラマだなぁ、というものでした。笑う場面あり、泣く場面あり、人情味のあるラストで最後を締める。晴れやかな気分で劇場を後に出来る。そんな芝居でした。一つに収束してほっと出来る台本でした。はらはらドキドキするんですが、後味の良い終わりになる予感のある、そんな舞台でした。

大学の頃、芝居を始めてまもなくの頃は、逆にそういうものは馴れ合っている感じがして、できるだけ観ないように、遭わないように務めていました。そいういう芝居は観に行かず、先輩や知り合いがやっているアングラ色の強い舞台を良い舞台だと思っていました。たぶん今でもそう思っている事でしょう。

年月が変えたのでしょうか?面白い芝居ならそこまでこだわる気がなくなりました。18年前に遊気舎のとかげ親父を見た時に舞台上を圧倒する快気と怪奇。ひっくり返るかと思った結末。そしてごく普通に爆笑を織り込んだエンターテインメントを観てから、こだわっていたことがバカバカしくなったのかもしれません。東京に出てきて細々と芝居を見てきましたが、もう面白い芝居はないか・・・と思っても、東京のどこかでやっぱり面白い芝居は演られているんですね。

という訳で、一ヶ月前に終わってしまっていますが、この「ママ」と言うお芝居、そしてそれを上演したジャングルベル・シアターは良い芝居で且つ良い劇団です。

これからも見ていきたいと思います。

ちなみに私が見た時、一番良かった役者さんはポチ役の本多照長さんと金倉役の大塚大作さんでした。

次回は9月22日から、続々・おとぎ夜話と同じギャラリー公演ですが、コレも期待できます。なんたって安いし(笑)

では。
by zukunashi | 2012-07-04 09:56 | 映画・演劇・音楽


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